私は三重県から長野県の田舎に嫁ぎ、そこで3人の女の子を育てました。
今はもう3人とも巣立ち、私自身は浜松で暮らしていますが、長野にいる頃はいろんな苦労がありました。
もしかすると、過去の私はあなたと同じような思いを抱えていたかもしれません…。
気の強いお姑さんとの同居。
なんとかいい嫁でいたいと思って聖書を学んだら、それがかえって姑の怒りを買って、テーブルに用意してあった夕飯をぶちまけられたこともありました。
つわりがひどくて2階で寝ていたら、親戚のおばさんに私のことをぐうたらな嫁だと言っている声が聞こえてきたこともあります。
そんな状態だったので、いつもなにをしていても姑が私の上に重くのしかかっているような感じがしていました。
また、3人の娘のうち2人は中学から不登校。
幸い先生に恵まれて、不登校ながらも娘たちにとっては貴重な体験をすることが出来た期間でした。
親の私もこの時に成長させていただけたように思いますが、正直苦しかったです。
夫とは始めのうちは一見いい夫婦だったのですが、本音を言えない仲だったので、いつしか家庭内別居。
三女の進学と共に私も家を出ることにし、3年半の間別居することになりました。
私自身いろんなストレスがリウマチとなって現れ、30代始めから関節の痛みを抱える持病もちにもなりました。
夫や姑との暮らしに耐えかね、三女と共に家を出て暮らした場所は東京都多摩市。
私が52歳の時です。
夫や姑から離れて暮らすことが出来たのに、決まっていた仕事がなくなったりと、人生良くなるどころかどんどん悪くなっていきました。
家を出たことをほんのちょっと後悔したこともありましたが、あの家に帰ることを想像すると身体が冷たくなるほど嫌でした。
「もしかしたら私の人生ここで終わるのかな?」
そんなことも思いました。